今日は東日本縦断サイクリング12日目、天塩町から宗谷岬までの旅路を振り返ります。ついにこの旅一番の目的地、宗谷岬に到達します!!!
昨日で天塩町までたどり着きました。詳しくは前回の記事で書いてます。
走行距離やルート、日程などはこちらで紹介しています。
持ち物はこちらで紹介しています。
かかった費用はこちらで解説しています。
【Stravaデータで紹介】ルート・走行距離・獲得標高
12日目は天塩町鏡沼海浜公園キャンプ場から宗谷岬を目指します。宗谷岬の後は宗谷ふれあい公園キャンプ場まで少し戻って宿泊します。
【振り返り】
ここから時系列順に旅を振り返ります。
優雅な朝食
4:30起床。綺麗な朝焼けが見れました。
ついに今日は最北端に到達します。朝からワクワクしてしまいました。
昨日道の駅で買った朝ごはんを食べます。
お湯を沸かしてコーヒーを入れ、そのまま湯煎したビーフシチューをバゲットに付けて食べました。一緒に買ったレーズンパンもめちゃくちゃ美味かった。
朝食後はのんびり片付けをして、6時半に出発しました。めちゃくちゃいい天気です!
最高のオロロンライン
キャンプ場を出てから橋を渡り、海沿いに出ます。
ここからひたすらにオロロンラインを海に沿って走ります。なんとノシャップ岬までの70kmくらいまでの道のりに建物という建物が何も無かったです。
代わりにあったのは最高の景色でした。
45°モニュメントを過ぎた後からはほんとに何も無かったです。朝も早かったためか、車通りは皆無で最北端へ続く一本道を独占できました。
途中写真のような左右が草原の道を走りましたが、小さいな虫が無数に飛び込んできました。
黄色いサイクルジャージを着ていることが原因だったので、それを脱いでインナーで走りました。
サイクルジャージを脱ごうと道の脇に止まったとき、運悪くそこがアブかブヨの溜まり場だったようで囲まれてしまいました。
急いで自転車を漕いで逃げたのですが、3匹ほど追ってくるやつがいます。一度刺された気がしました。太ももがちくっとしました。
相当スピードを出しましたが追走してきます。パニアバッグのあたりを飛んでいて、少しでもこちらがスピードを緩めれば襲われそうでした。
徐々に1匹、2匹と脱落していきましたが最後の1匹が最高にしつこいです。10kmくらいチェイシングを繰り広げてようやけ逃げ切れました。行動範囲広すぎだろ。
ノシャップ岬と樺太食堂の生ウニ丼
そんなこんなで70kmをほぼノンストップで走り抜け、ノシャップ岬が近づいてきました。
旅の終盤にピッタリな置物に見送られ北上します。鹿も応援してくれました。
10時前にノシャップ岬に到着しました。
イルカが迎えてくれます。
ノシャップ岬の周辺には水族館や飲食店が並んでいました。
さすがに朝から漕ぎ続けてお腹が空いたので、お店に入ることにしました。来る途中に一際人気のお店があったのでそこに決めました。
「樺太食堂」です。
店の壁や天井はお客さんからのメッセージが書かれた紙で埋め尽くされていました。
生ウニ丼を注文しました。美味すぎ。
かわいいステッカーももらいました。
こんな美味しいウニは初めてでした。値段は2,880円でした。あとで利尻島で入った店と比べたら非常に安いことがわかりました。
お店を出て、近くの売店でソフトクリームを食べてからノシャップ岬を発ちました。
少し進んで日本最北端のマクドナルドに寄り、スマホを充電させてもらいました。
宗谷ふれあい公園キャンプ場
宗谷岬に行く前に今日泊まるキャンプ場を通るので、先に寄ってテントの設営を済ませておくことにしました。泊まるのは「北海道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場」です。
13時ごろに到着し受付をしました。
キャンプ場はフリーサイトが1泊500円でしたが、設備は最高でした。事前にネットで予約可能で、フリーサイトとはいうものの場所の指定があります。スペースは広々と使えます。
キャンパーズハウスには無料のシャワーに加え、コインランドリーがあります。シャンプーや洗剤は備え付けのものがあるので助かりました。
洗濯機と乾燥機は4台ずつくらいありましたが、時間帯によっては混んでいるので注意です。自分は20時ごろに洗濯を回そうと思いましたが、全て使用中で1時間くらい待ちました。
いざ宗谷岬へ
テントの設営を終え、不要な荷物をテント内に置いて身軽になり、宗谷岬に向けて出発しました。時刻は14時です。
キャンプ場を出て海沿いを進み、最北端を目指します。途中で帰りに利用する稚内空港の横を通りました。
キャンプ場から宗谷岬までは25km程度です。
進むにつれてだんだん肌寒くなってきました。ついには半袖のサイクルジャージでは耐えられなくなり、レインコートを防寒着として着ました。
これが最北端か...!テンションが上がってきました。遠方にうっすらと岬が見えます。この旅の終着点がついに目視できる距離にまで来ました。
しかし10時にウニ丼食べて以来、ちゃんとごはんを食べていなかったのでお腹が減りました。
調べてみると15km地点にセイコーマートがありました。日本最北端のコンビニでしょう。
前を走っていた2人組の自転車乗りと競うようにセイコーマートへ駆け込みました。
セイコーマートの駐輪場には別の若い自転車旅人がいました。静岡から来たそうです。コーンアイスをお勧めされましたが、寒かったので食べる気にはなりませんでした。代わりに温めてもらったカルビ丼を食べました。
帰りもこのセイコーマートを通るので、今日の晩ごはんの食材はここで買うことにしました。
宗谷岬がずいぶん近いです。
宗谷岬到着直前の海が鏡みたいで神秘的でした。
最北端到達!!!
ついに日本最北端到着です!!!
大変な道のりでしたが、無事辿り着きました。
ここまで運んでくれたドマーネちゃんに感謝です。
この有名なモニュメントの前には写真撮影のための列ができていました。他の人を見ると1つ後ろに並んでいる人にスマホを渡して写真を撮ってもらっていたので、自分もそれに従いました。
岬周辺には土産屋や食事処がありましたが、特にどこにも寄りませんでした。
旅はまだ終わらない、宗谷丘陵と白い道
目的の宗谷岬に到達しましたが、実はまだこの旅は終わりではありません。行きたい場所がありました。それは宗谷丘陵と利尻島です。
宗谷丘陵の白い道の写真を見て絶対行きたいと思いました。
利尻島は明日行きます!
ということでモニュメントから道路を渡って、超絶急な坂を登って丘に登ります。この旅一番の急勾配でしたが、最北端に到達した達成感からハイテンションなので一気に登れました。丘の上にいた子どもたちから「スゲー...」と驚愕の声が漏れていました笑
坂の上には宗谷岬公園がありました。いい景色だ!
そして目の前に鹿!!
美味しそうに草を食べていました。
一通り公園を回ったので、白い道に向かって出発します。
公園の裏から道が出ているので、南下して行きます。Googleマップ上では細い道なので少し見つけにくいかもしれません。目印はこの風車です。
丘陵の景色は圧巻でした。緑の丘がどこまでも続いています。
白い道の案内がありました。
丘のてっぺんに人工物が見えて不思議な風景。
放牧された牛と風車がたくさん。
丘陵の道はそこそこアップダウンがありましたが、なにしろ景色がすごいので気になりません。
白い道に出ました!白いのは貝殻を砕いたものだそうです。
砂利のような感触なのでパンクが心配でしたが平気でした。
ここに来るまでは車に数台抜かされた程度で、あまり交通量はありませんでしたが、一際人が集まっている道がありました。真っ直ぐな道が続く人気スポットのようです。
大学生のグループが道の向こうへバイクで消えていく仲間の動画を撮り合っていたので、自分もお願いしました。
めっちゃいい!撮ってくれた方ありがとう!
まもなく白い道の終わりを迎えました。
再び海沿いに出ます。海は来たときよりさらに綺麗でした。
すでに17時を回っていたので、セイコーマートに寄って食材を買い、キャンプ場に戻ります。
キャンプ場へ帰還
18時半にキャンプ場に着きました。
シャワーを浴びてからごはんを食べて眠りにつきました。
感想
とういことで念願の日本最北端に到達しました!宗谷岬はめちゃくちゃ寒いし、景色は綺麗だし別世界って感じでした。
宗谷岬に来たなら白い道はぜひ行ってほしいです!
こうなると最南端とかも行ってみたくなります。
飛行機で羽田に帰るのは明後日です。明日もう1日時間があるので利尻島に行くことにしました。
ということで次回は弾丸利尻島一周旅の振り返りです。お楽しみに!!