お久しぶりです!!みっちゃりです。
前回まで四国一周サイクルの記事を書いていましたが、最近埼玉から稚内の宗谷岬までの東日本縦断サイクリングに行ってきたので、記憶が新しいうちにこの旅について書こうと思います。
四国の続きもそのうち書きます。たぶん、、
この記事では旅の概要を書きます。
旅の概要と経緯
今回の旅は8月上旬から2週間です。仙台七夕祭りを見るために、日程を合わせて行きました。他の東北の祭りにも行ってみたいですねー。
埼玉の家からスタートして東北を通り、八戸からフェリーで北海道の苫小牧に渡り、日本最北端の宗谷岬を目指します。
この旅に出た経緯を簡単に説明します。
まず、最北端という言葉に惹かれたこと。
そして暑い埼玉を抜け出して北海道に逃げたかったから。まあ結局、途中の東北や札幌はちゃんと暑かったですが。
また私自身、学生最後となる(予定の)夏休みであったため、研究の予定を調整してできるだけ長期間の旅に出ました。
【Stravaデータ付き】ルート紹介
ルートは以下の通り。
ルート計画
前半7日間で関東〜東北の本州を、後半7日間で北海道を走りました。
東北では各県庁所在地を通るようにざっくりルート計画を立てました。
北海道ではオロロンラインを通って北上することにしました。
行きたかったスポット
事前に行って見たいスポットをいくつか決めていました。
四国のときの女木島もそうでしたが、旅の終わりに島に行くことが好きなようです笑
もともと行く予定は無かったですが、福島では磐梯吾妻スカイラインを走りました。郡山のネットカフェで見た観光サイトで偶然見つけて、そのワイルドな景色に惹かれたためです。
また東北では内陸ばかりで飽きてしまったため、松島と石巻にも行くことにしました。
各日程の走行距離・獲得標高
各日程の走行距離と獲得標高は以下の通り。合計の距離は約1300km、獲得標高は約7200mです。
日程 地点 走行距離(km) 獲得標高(m) 走行時間 宿泊場所 1日目 埼玉~那須塩原 141.12 520 7:39 那須野が原公園オートキャンプ場 2日目 那須塩原~郡山 81.06 457 3:50 快活クラブ郡山桑野店 3日目 郡山〜磐梯吾妻スカイライン〜福島 96.05 1,671(最高) 5:49 快活クラブ福島北店 4日目 福島〜仙台 85.14 305 4:12 友人の家 5日目 仙台〜松島〜石巻 61.02 255 3:54 快活クラブ石巻中里店 6日目 石巻〜奥州〜盛岡 164.46(最長) 700 7:25 快活クラブ盛岡バイパス店 7日目 盛岡〜八戸 141.97 965 6:24 快活クラブ八戸沼館店 8日目 八戸→(フェリー)苫小牧〜札幌 68.76 261 3:22 快活クラブ札幌清田店 9日目 札幌〜小平町 150.98 471 7:06 小平町望洋台キャンプ場 10日目 小平町~天塩町 105.94 615 5:14 鏡沼海浜公園キャンプ場 11日目 天塩町~宗谷岬〜稚内 137.60 397 6:45 宗谷ふれあい公園キャンプ場 12日目 稚内⇆(フェリー)利尻島 77.88 619 4:43 ゲストバスモシリパ 13日目 稚内〜稚内空港→(飛行機)羽田空港 14.06 19 0:50 自宅 合計 1,332.47 7,255 67:24
日数は四国一周とほぼ同じでしたが、今回のほうが走行距離が200kmくらい長いこと、東北の山がちな道を真夏の酷暑のなか完走できるか少し不安でした。
四国の記事は以下から。
そのため以下のことを意識しました。
真夏の自転車旅における暑さ対策
- できるだけ早朝に走る(5時ごろには出発)
- 日中は公園で全身の水浴びをしながら進む
- 水分&塩分補給の徹底
- 日焼け予防の徹底
1つずつ解説します。
できるだけ早朝に走る
8月の関東や東北の昼間は35℃を超える日もあります。そんな酷暑の中を長距離走ることは危ないです。
そこで朝は4時半ごろ起床して、5時〜6時には出発していました。太陽が登り切る前にできるだけ距離を稼ぐ作戦です。当然睡眠は重要で、次の日以降の体調に関わってきますから10時には就寝します。帰ってきても早寝早起きの生活ができるようになりました笑
日中は公園で全身の水浴びをしながら進む
とはいえ、いくら早朝に出発しても長い道のりでは途中で休憩したり観光したり、どうしても日中に走らなければいけないときもあります。
真夏の日差しは本当に強いので体に相当熱がこもります。
これを防ぐために水道のある公園を見つけて水浴びをしながら進みました。公園はGoogleマップで「公園」と検索するだけでたくさん出てきますよ。できれば写真やストリートビューで水道があるか確認してから行くのがおすすめです。
水浴びして木陰で休むと明らかに体から熱が逃げていくのがわかります。再び走りだすときも少しは快適に走れます。
日焼け対策の徹底
日焼けをすると肌が痛いだけでなく、疲労も溜まります。なので日焼け対策はしっかりしました。
具体的には日焼け止め+アームカバーを使用しました。使う前はアームカバーは暑苦しいのではないかと思っていましたが、しっかりと素材選べばむしろ涼しくなるくらいなのでおすすめです。
目を保護するためのサングラスも大切です。
水分&塩分補給
これは常識ですね。私はボトル2本、合計1.3Lくらいを持っていきました。中身はすぐにぬるくなるし、無くなるので完全に空になる前に即補給です。加えてスポーツドリンクの粉と塩分チャージタブレットも持っていきました。これでコンビニや自販機では安い水を買えば塩分補給もOKです。
宿泊場所と帰りの飛行機
四国と同じくできるだけ宿泊費は節約していく方針です。
本州ではルート上にキャンプ場が少なかったり、熊の出没警報が出ていたりしたので、キャンプはしませんでした。そもそも夜も暑くて眠れなかっただろうな。
ということでほんとんどネットカフェに泊まりました。いつもお世話になっている快活クラブです。
北海道ではキャンプをしました。いいキャンプ場ばかりでした。後の記事で紹介しますね。
帰りは稚内空港からひとっ飛びです。実は台風が来ていて危なかった笑
最終日に稚内の郵便局で使わない荷物を自宅に送りました。輪行や羽田空港から自宅までのライドを身軽にするためです。
この旅のために買ったオルトリーブのパニアバッグ
四国ではバイクパッキングでしたが、収容力や物の出しやすさを求めて今回はパニアバッグを採用しました。
このためにオルトリーブのパニアとボントレガーのキャリアを買ってしまいました。
少しお高いですが、そのぶん本当に快適でした。
何でも入るし、雨が降っても問題なし。キャリアをつけた重さもそこまで気にならずに走ることができました。取り外しも簡単ですし、旅人って感じがしていいですよね~。
旅のトラブル
トラブルもありました。
まずはフェリーの船酔い、その後の熱中症。1日寝込みました。このせいで旅程が1日遅れたので礼文島に行けなくなりました涙
そして松島で自転車を置いて観光していたときに、パニアバッグを漁られて盗難にあったこと。貴重品は当然持ち歩いていましたが、キャンプで使う調味料やカトラリー、日焼け止め、コンタクトの予備などを盗まれました。自転車旅につきまとう問題ですね。
そのときは怒りとショックが大きかったですが、世の中には悪い人がいるものだという勉強代だと受け取りましょう。大好きなキャンプ調味料「ほりにし」を盗んだ犯人は絶対許しません。
代わりに?パンクや車体トラブルは一度もありませんでした。
旅の感想
というようなトラブルにも見舞われましたが、ほとんどは楽しいことばかりでした。
息を呑むような景色、走っていて気持ちがいい道、各地のグルメなど最高の時間です。
なにより無事最北端に到着して無事帰ってこれたのでOKです。
次回はこの旅の持ち物を紹介するので、お楽しみに!